最近では、家賃を減らすため移転先に会議室を減らしたり、なくしたりする会社が増えています。
稼働率の悪い会議室は遊休不動産となってしまうからです。
今回は貸し会議室を利用することが経費削減になることについて紹介します。
会議室スペースはムダ!?
仮に賃料が坪単価2万円だったとした場合、会議室スペースが5坪とすると賃料として毎月10万円を固定費として支払うことになります。
会議室に使う空調費や光熱費、清掃費も考えると毎月11万円くらいになると考えるとかなりの出費です。
毎日会議室を4~5時間使うのなら、社内に会議室スペースがあったほうがいいでしょう。
しかし、1~2時間しか使わないようであれば、会議室は社外にしたほうが費用を考えるとお得です。
事例として、1時間1,000円の貸し会議室を借りたとして、1日1時間の使用で稼働日が22日の場合、22,000円になります。
約8万円の経費削減になるのです。
貸し会議室のある物件を選ぶことで社内に会議室をおく必要がなくなります。
どんな人が貸し会議室で経費削減をしているのか
税理士事務所や弁護士事務所、司法書士事務所などの士業の場合、打ち合わせブースの稼働が悪いオフィスが多いため、貸し会議室を利用しています。
貸し会議室を使えば経費削減になる
ビルの中には貸し会議室のある物件や、レンタルオフィスとして共用の会議室を備えたオフィスがあります。
こういったビルにオフィスを移転すれば、会議室のコスト削減が可能です。
中には貸し会議室が利用無料のビルもありますので、さらにコスト削減できます。
しかし、貸し会議室のある物件を取り扱っている不動産会社は多くありません。
問い合わせても貸し会議室のある物件の情報を集めることが難しいのが現状です。
この場合、専門の業者か貸し会議室のあるビルでテナントが空いていないか探すといいでしょう。
会議で経費の意識を持ちながら進める
経費削減の意識が強い会社の場合、ダラダラとした会議にならないように進行役が「この会議では〇万円の経費が発生します」と会議におけるコストを提示します。
どれくらいの経費がかかっているかがわかれば「この会議は本当に必要なのか」「短時間で済ますにはどうしたらいいか」という経費削減の意識が生まれます。
まずは、会議に参加する全員が経費削減を意識することから始めましょう。
場合によっては、商談を通常の会議室、大きな会議があれば貸し会議室を利用すると経費削減になる場合もあります。