オフィス内での共用物
オフィス内では個人で購入して利用しているものの他に、オフィスの全員で共有して利用するものがあります。
特に家電製品は多くのものが共用しているものです。
自分が使うだけでなく、他の人も使うとなると気を使うこともあるものです。
オフィスでの共用家電に対して従業員はどのような考えを持っているものなのでしょうか。
オフィス内での共用家電の使用率
90パーセント以上の企業がオフィスの中で共用の家電があるというデータがあります。
そして、それらの企業では、70パーセント近い従業員が共用家電を日々使用しているとされています。
共用家電として多くの人が職場で利用しているのが電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫、ウォーターサーバーやコーヒーメーカーといったものです。
これらを利用していることで、季節にあった温度の飲み物が飲めたり、温かいお弁当が食べられたりと、休憩時間を充実させることができるため、利用している人が多いのです。
しかし、このような共用家電でもマナーを守れず正しく使用をできない人が職場にいるケースがあります。
例えば、冷蔵庫の氷を手づかみで取っていたり、人が少ないからと異なるフロアの人が自分たちの共用スペースの家電を利用していたり、飲みかけのものをコップのまま蓋もせずに閉まっていたり、といったことが散見されることもあります。
他にも、来客用に作って保管している麦茶を勝手に飲んでいたり、冷蔵庫内にある私物の調味料を勝手に使われたりというトラブルも起きることがあります。
仕事中に食べるお弁当や飲み物だけでなく、自分の自宅で食べる晩御飯の食材を購入して冷蔵庫に入れておいたり、毎日のお弁当がわりに冷凍食品を常備していたりと冷蔵庫を私物化しているトラブルも実際に起きた事例としてあります。
このように、多くの人が利用するものであるために、どうしてもトラブルはつきものです。
また、衛生観念というのは人によって異なるので、自分には平気と思うものでも人によっては不潔と感じてしまったり、その逆で自分は潔癖症で耐えられないものでも他の人は平気と思うこともあります。
そうすると、気になってしまう人は家電製品が利用できなかったり、自分ばかりが清掃をしなければならなくなったりというトラブルにもなりかねません。
そこで、トラブルを回避するためにはルールを明確にすること、皆が気遣って他の人が気持ちよく使えるよう気を使うことが重要です。
自分が良ければそれで良いのではなく、皆が気持ちよく使えるように使用したら立ち去る前にもう一度チェックする習慣をつけることが重要です。